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「今の事務所のままでいいのか分からない」
「別のサイトも試してみたい」
ある程度続けていると、必ず出てくる悩みだと思います。
掛け持ちも移籍も、できる場合が多いです。ただし、意外と見落とされている落とし穴がいくつかあります。特に振込手数料と税金は、知らないまま増やすと確実に損をします。
この記事では、掛け持ちの種類を整理したうえで、実際に増やす前に確認すべきことを書きます。
※この記事の数字はすべて2026年9月20日時点で各公式サイトに記載されていたものです。
掛け持ちには4つの種類がある
「掛け持ち」とひとことで言っても、中身が違います。
前の記事で書いたとおり、「サイト」と「事務所」は別物です。そこを踏まえると、掛け持ちは次の4パターンに分かれます。
| # | パターン | 中身 |
|---|---|---|
| 1 | 同じ事務所で複数サイト | 事務所はそのまま、配信するサイトを増やす |
| 2 | 複数の事務所 | 別々の事務所に所属する |
| 3 | 事務所+直接登録 | 事務所経由と自分で直接登録を併用 |
| 4 | 複数サイトに直接登録 | 事務所を使わず自分で増やす |
一番ハードルが低いのは1番です。
ポケットワークのように複数のサイトを扱っている事務所なら、事務所を変えずに配信先だけ増やせます。手続きも窓口もひとつで済みます。
2番と3番は、契約上の制限に引っかかる可能性があります。次で説明します。
契約で禁止されていないか、先に確認する
事務所によっては、専属契約や掛け持ち禁止の条項がある場合があります。
厄介なのは、この点を公式サイトに明記している事務所が少ないことです。今回確認した範囲でも、掛け持ちの可否を公式ページに書いている事務所は見つかりませんでした。
つまり——
契約書を読むか、直接聞くしかありません。
聞くときは、次の3点をセットで確認してください。
- 他のサイトとの掛け持ちは可能か
- 他の事務所との掛け持ちは可能か(1と2は別の話です)
- 直接登録との併用は可能か
回答はメール等の文字で残してください。 後から食い違ったときに確認する手段がなくなります。
黙って掛け持ちを始めて、後から契約違反を指摘されるのが一番まずい展開です。先に聞くほうが確実に安全です。
見落としやすい落とし穴1:振込手数料が回数分かかる
これはほとんど書かれていませんが、確実に効いてくる部分です。
報酬の振込には、1回ごとに手数料がかかります。
| 1回あたり | |
|---|---|
| 直接登録(ライブでゴーゴー公式) | 400円+税 |
| オフィスマリン | 350〜500円 |
| ポケットワーク | 200円 |
掛け持ち先が増えると、この手数料が箇所の数だけかかります。
たとえば3箇所に分散して、それぞれ月1回ずつ受け取ると——
| 月の手数料 | |
|---|---|
| 1箇所にまとめた場合 | 200〜440円 |
| 3箇所に分散した場合 | 990〜1,140円 |
月550〜940円、年間で6,600〜11,280円の差になります。
報酬率を1%上げるより、ここを詰めたほうが早いケースもあります。
さらに:最低振込額に届かない残高が滞留する
ポケットワークは最低振込額が1,000円と公開しています。
掛け持ちで収入が分散すると、それぞれの残高が少額にとどまり、振り込めないまま滞留することがあります。
「合計すれば十分な額なのに、どこも最低額に届かない」という状態が起こりえます。
増やす前に、各所の最低振込額を確認してください。
見落としやすい落とし穴2:税金は「合算」で考える
ここが一番大事です。
複数のサイトや事務所から報酬を受け取っていても、税金の計算は合算です。「1社あたり20万円以下だから大丈夫」にはなりません。
確定申告の基準
会社員の方が副業として行っている場合、給与以外の所得の合計が年20万円を超えると確定申告が必要になります。
ここでいう「合計」は、掛け持ち先すべてを足した金額です。
20万円以下でも住民税の申告は必要
見落とされやすいのですが、確定申告が不要な場合でも、住民税の申告は別途必要になることがあります。
「20万円以下だから何もしなくていい」と考えていると、後から問題になる可能性があります。
支払調書が出ないことが多い
もうひとつ厄介な点があります。
チャットレディの報酬は業務委託にあたることが多く、支払調書が発行されないケースが珍しくありません。
掛け持ちしていると、どこからいくら受け取ったかを自分で把握していないと、申告のときに困ります。
増やすなら、最初から記録を残す習慣をつけてください。
- 各サイトの管理画面の報酬履歴を、月末にスクリーンショットで保存
- 振込された通帳の記録(掛け持ち用に口座を分けると集計が楽)
- 手数料も経費になりうるので、控除前の金額と控除額を分けて記録
注意: この記事は一般的な情報提供です。個別の申告については、必ず所轄の税務署または税理士にご確認ください。税務署は無料で相談に応じています。
見落としやすい落とし穴3:身バレ対策は全部やり直す
サイトを増やすということは、自分が映る場所が増えるということです。
サイトごとに、以下をそれぞれ設定し直す必要があります。
- 地域ブロック(ポケットワークは都道府県単位での指定を案内しています)
- プロフィール(使い回すと紐づけられます)
- ニックネーム
特にプロフィールの文章や写真の使い回しは、サイトをまたいで同一人物だと特定される原因になります。
1箇所で完璧に対策していても、増やした先で設定を忘れたら、そこから割れます。
移籍する場合の手順
事務所を変える場合は、掛け持ちとは別の注意点があります。
1. 未精算の報酬を先に確認する
辞める前に、受け取っていない報酬がいくら残っているかを確認してください。
最低振込額に届いていない残高がある場合、そのまま受け取れなくなる可能性があります。
2. 移籍先を決めてから辞める
先に辞めてしまうと、空白期間ができます。
また、同じサイトに別の事務所から登録し直せるかどうかは、サイト側のルールによります。移籍先に確認してから動いたほうが安全です。
3. 契約解除の手続きを確認する
退会と契約解除は別です。手順は事務所を辞めたいときの手順にまとめています。
4. 引き止められても、条件は文字でもらう
「報酬率を上げるから残ってほしい」と言われることがあります。
その条件は、必ず文字で残してください。 口頭の約束は確認する手段がありません。
まとめ:増やす前に確認する7項目
| # | 確認すること |
|---|---|
| 1 | 契約で掛け持ちが禁止されていないか(サイト・事務所・直接、それぞれ別に聞く) |
| 2 | 各所の振込手数料 |
| 3 | 各所の最低振込額 |
| 4 | 合算した年間収入の見込み(20万円を超えるか) |
| 5 | 報酬の記録方法を決めたか |
| 6 | 増やす先で地域ブロック等を設定したか |
| 7 | 移籍なら、未精算の報酬が残っていないか |
掛け持ちは収入を増やす手段ですが、手数料と手間も増えます。
「増やせば増えるほど得」とは限らないので、1箇所にまとめて報酬率を上げるという選択肢も含めて考えてみてください。
この記事の確認方法と、限界
確認したもの
- ライブでゴーゴー公式求人サイト/オフィスマリン公式サイト/ポケットワーク公式サイト
- すべて2026年9月20日時点の記載
限界
- 掛け持ちの可否を公式サイトに明記している事務所は、確認した範囲では見つかりませんでした。 記事の内容は「確認すべき項目」であり、「掛け持ちできる」と保証するものではありません
- 確認した事務所は2社のみです
- 税金の記載は一般的な情報です。個別の判断は税務署・税理士にご確認ください
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免責
本記事は情報提供を目的としたもので、税務・法務上の個別具体的な助言ではありません。税金の取り扱いは収入額・働き方・お住まいの自治体によって異なります。実際の申告にあたっては、必ず所轄の税務署または税理士にご確認ください。
掲載条件は2026年9月20日時点のものです。お申込みの前に各公式サイトで最新の情報をご確認ください。
誤りを見つけられた場合はお問い合わせからご連絡ください。

